日本の脱毛意識の歴史

かつて日本では着物を着ていたため、ムダ毛が周囲から見えることがほとんどなく、脱毛の習慣は根付きませんでした。

江戸時代の女性は石で擦り切るなど簡単な処理を行っており、先端がチクチクするのを防ぐために線香で焼いていました。日本に現在のような脱毛方法が普及したのは、明治時代に欧米文化が入ったことがきっかけです。着物ではなくスカートを履けば、足のムダ毛が目立ちます。そこで日本人女性はムダ毛を処理する必要性を感じ、中には下着で蒸れるのを嫌ってアンダーヘアを剃ったり切ったりする女性も出てきました。

日本にニードル脱毛が登場したのは、およそ50年前です。毛穴に針を刺して電流を流せば毛根が破壊されます。毛穴1本ずつ処理するため価格が高くなり、実際に施術を受けられたのはほんの一部です。1990年代には光やレーザーを使った方法が導入されます。レーザー機器は現在のように発展していなかったので、施術には強い痛みを伴いました。

レーザーと同じ仕組みで登場した光脱毛では、エステサロンや一般家庭でも使えるように出力がレーザーより弱いです。しかし10年前までは価格が高かったので、脇や脚だけなど限られた部分しか施術できませんでした。現在は技術が向上したりエステサロンが増えて競争が激しくなったりしたことで、価格は下がっています。昔は100万円ほどだった全身脱毛も、30万円程度で受けられるようになり、多くの女性が通いやすくなっています。

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